合格率が意外と高い看護師国家試験のポイント

看護師免許を取得するために必要な看護師国家試験は他の国家試験に比べて合格率が高いのが特徴です。毎年5万人以上が受験をしていますが、そのうちの9割以上が合格しています。受験者の中には合格率が高いことで気持ちを緩めてしまい、ろくに受験対策をせずに本番に臨む人も少なくありません。しかし前述したように1割の人は不合格となっているので気持ちを緩めずにしっかりと受験勉強をしておく必要があります。看護師国家試験を受けるに当たって気を付けなくてはいけない点の一つが時間配分です。

試験は必修問題、一般問題、状況設定問題の3科目に分かれていて、それぞれ問題数が異なります。必修と状況設定問題はそれぞれ50問、60問と少なめなのに対して、一般問題は130問と倍以上です。試験時間は午前と午後で160分ずつと決められているため、同じペースで取り組んでいると間に合わなくなります。見直しの時間を差し引くと1問あたりに掛けられる時間は2分弱です。試験当日は緊張でスムーズに頭が働かずにペースが乱れてしまうケースも珍しくありません。平常心で試験に臨めるように、問題集や参考書の反復だけでなく本番と同じ時間配分と問題数をこなす模擬試験を実地しておくことが大切です。

一般問題と状況設定問題は年度ごとに合格のボーダーラインが細かく変わりますが、必修問題は50問中40問以上と固定されています。模擬試験を行う時はこの点を意識しながら取り組むことも忘れてはいけません。試験について知ることが合格につながるため、学生必見!看護師国家試験を知ろうのようなサイトに目を通しておくと安心です。